香港ハンセン指数が連日反発してますね。当局の下支え検討が好感されているもようです。このまま底入れするんでしょうか。その前に昨日時点のポートフォリオを公開致しますね。
50代からの新NISAポートフォリオ 2024年1月24日時点
インドが年初から好調でしたが、今日の基準値はがっつり下がって、iFreeNEXTインド株インデックスは▲245円です。ベトナム、インドネシアもちょっと下がってますね。nifty50は本日+1.01%ですので明日は基準値上がりそうですね。アメリカは連日好調でオルカン、ニッセイNASDAQ100は少しプラスでした。昨日の記事でも取り上げましたが、EXE-iグローバルサウス株式ファンドへの積み立ては一旦停止してます。イーストスプリング・ベトナム株式ファンドとともにホールドできるまで成長投資枠に置いておくスタンスです。淡々と毎日1万円投資を継続して参りたいと思います。
中国は目覚めるのか?
冒頭に触れましたが、香港ハンセン指数は連日の上昇となりましたが、このまま上昇曲線を描けるのでしょうか。いくつか気になるニュースが出ております。
一つ目はロイターの記事ですが、アリババの共同創業者であるジャック・マー氏がアリババ株を5000万ドル相当取得といったニュースがありました。こちら。もともとジャック・マー氏は当局を刺激する発言により目を付けられ、アリババの経営から身を引いていたかと思います。ここにきてアリババ株の取得に動き出すということは、当局の後ろ盾がないと難しいのではと思われます。中国の経済がはちゃめちゃになってしまった今、当局も背に腹を据えかねるといったことで中国を急成長させた過去の経営者に再び活躍してもらう手段に出たのではと推測致します。SHEINやTemuなどの低価格eコマースが勢いを増しておりますので、ジャック・マー氏が活躍できる余地もあるかもしれませんね。
2つ目もロイターの記事ですが、中国、ゲーム規制強化案をウェブサイトから削除 関連株上昇といった記事です。こちら。中国にとってゲーム市場は成長市場であり、グローバルでもシェアを拡大しております。たしか人気ゲームである原神とかも中国のゲーム会社でしたよね。成長市場に対して規制強化をすることは中国経済を冷やす以外何のメリットもありませんので、過度な締め付けはやめようといった判断があったのでしょうか。いずれにせよ中国経済にとっては大きなプラスであると思います。
3つ目の記事はBloombergです。インド株式市場、香港を抜き世界4位に躍進-時価総額約641兆円といった記事です。こちら。あれよあれよという間にインド株式市場が香港を抜く出来事がありました。世界の工場対決において中国としては、そのまま抜かれたくないという思いが強いのでしょう。先ほどのジャック・マー氏のアリババ株への投資、ゲーム規制強化案の削除といった出来事は中国がなんとか経済を立て直したいといった思いの表れのように感じます。
今後の中国経済は復活するのか? 私の考え
正直、①不動産バブルの崩壊の債務整理がこれからであること、②海外の投資家マネーが思いっきり逃避してしまったこと、③中国人も自国市場を信用できていないこと、④中国国内に工場を構えることのリスクをグローバルベンダーが強く認識してしまい、既にインドやベトナムなどにサプライチェーン変革シフトが進んでしまっていることなどから中国の早期経済復活は難しいんじゃないかと思ってしまいます。
既にデフレ輸出といった兆候が出ており、インドとの世界の工場対決をしていく上ではしばらくはこのトレンドが続くと思われます。この中国のデフレ輸出はもしかしたら各輸入国のインフレ抑圧に一役買う可能性もありますね。またデフレ輸出を継続することでコストを抑えた筋肉質な経営企業が出てくるかもしれません。ただグローバルベンダーはSDGsのような目標に寄り添った経営を始めておりますので、その領域まで中国がたどり着けるかといった点も復活に大きく影響すると思われます。
今日はこの辺で失礼しますね。それではまたー。
※本ブログは情報の正確性・完全性を担保いたしません。投資行為・投資判断は自己責任にて行って頂きたくお願い致します。
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