50代からの新NISA 投資効率を上げるためには売却は控えた方がよい? 年間360万円投資できる方向け

投資

新NISAの制度について理解しているつもりでしたが、比較的最近まで理解していなかった点があり、過去の記事でも取り上げましたが、改めてタイトルの記事を記します。

新NISAの制度のおさらい

金融庁のHPからの抜粋になります。リンクはこちら。年間の投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠は240万円というのは皆さまも理解されているかと思います。また売却しても翌年以降枠が復活することも理解されているかと思います。

ただ盲点であるのが、あくまで年間の投資枠はつみたて投資枠120万円+成長投資枠は240万円の合計360万円であることです。

例として、2024年に100万円で購入したオルカンを2024年内に売却した場合に、2025年の投資枠はその枠を追加した460万円ではなく、360万円であることです。仮にその後毎年360万円全額枠を利用した場合、オルカンで売却した枠は6年目以降に始めて売却した枠が使えることになります。売却を繰り返すと1800万円の投資枠を埋めきる期間が長くなり、投資効率が悪くなる恐れがあります。

盲点に気づき、ポートフォリオ戦略を変更しました

上記の点に気づき、私はポートフォリオ戦略を変更しております。過去この点を取り上げた記事を以下にリンクを置かせて頂きますね。

戦略変更の詳細は上記リンクをご覧頂けたらと思っておりますが、盲点に気づいたことにより頻繁に売却をしないよう投資銘柄をiFreeNEXTインド株インデックス、ニッセイNASDAQ100インデックスファンド、eMAXIS Slm全世界株式に絞り込みをしております。この点は新NISAが始まった早い段階で気づけて良かったなと感じております。

年間投資枠を埋めれる人は新NISA枠をどのように活用すればよいのか?

私は5年で1800万円の枠は埋めきれないと思いますのであまり神経質になる必要はないかと思ってます。家のローンや子供の学費支払いがまだ2~4年残っておりますので。。ただ投資余力があり、360万円の年間上限枠を投資できる人も結構いらっしゃるかと思いますのでそういったケースの場合、どのような新NISA枠の活用が望ましいのかを私なりに考えてみました。※私見ですのでその点をあらかじめご了承ください。

①投資効率を上げるべく、新NISA枠の売却があまり生じそうにない投資信託銘柄を選択する

②魅力的な新しい投資信託銘柄があった場合、特定口座を活用する。パフォーマンスが望ましいようであれば新NISA枠での購入を検討する。※特定口座売却の際には税金が発生致します。

③現在保有している投資信託銘柄より優れた銘柄が出た場合、現在の銘柄が売却せず保有できるのであれば追加購入は停止し、売却せず保有し、新しい優れた銘柄の購入を開始する。

③6年目以降に投資信託銘柄の入れ替えを検討する。※5年目に売却→6年目以降に新しい銘柄購入。

今後右肩上がりで株価が上昇することを前提に考えますと如何に安い時期に新NISA枠に閉じ込め、高密度状態で保有できることが望ましいと思います。株価が上がった後ですと買える口数も限られてしまいますので売却をしながら投資枠を埋めていくと新NISA枠に閉じ込めた銘柄の密度(評価額)が低くなり、投資効率及び税制優遇価値も薄れてしまう可能性もあるかと思います。

夫婦で新NISA口座を保有しているケースもあるかと思いますが、借名取引や贈与税の観点で法令に違反してしまう恐れもありますので注意が必要かと思います。こちらも過去取り上げておりますのでよろしかったら以下リンクをご覧ください。

最後に

以上新NISAにおける投資効率の観点での盲点を記させて頂きました。既知の内容ではなかった方に少しでも参考になれば幸いです。ちなみに私の場合は、投資余力が年間360万円もありませんので神経質になる必要はなく、新NISAで保有している銘柄のパフォーマンスが悪くなりそうな銘柄も少額保有しておりますので、投資枠と相談しながら売却→入れ替えも実施することになるのかなと思っております。

※本ブログは情報の正確性・完全性を担保いたしません。投資行為・投資判断は自己責任にて行って頂きたくお願い致します。

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